本紹介の企画
11月は,どういうわけか本に関する依頼・人付き合いが多かった。
まず,一つ目は「自分の好きな本を紹介する」という企画が社内で回ってきたこと。
まず,本屋のポップと同様の紹介文をつける。
紹介文は以下のようなものにした。
子供の領分
ドビュッシーのピアノ曲に「子供の領分」という作品があります。
吉行淳之介は,テーマ・題材も大人向けの作品が多いですが,実はそのなかで自分の内面の感覚を研ぎ澄まして,外界をとらえようとする「子供=少年」の感性を持ち続けたことが,じっくり読むとよくわかります。
無駄なもの,足りないものの一切無い,錆びた海の色の短編。
ハルキストさながら(笑),ミケランジェリのCDとともに,是非とも味わっていただきたい作品です。
(※本・CDもセットでどうぞ。)
透明感あふれる文体が好きなので,吉行淳之介の「子供の領分」という作品を紹介することにした。
- 作者: 吉行淳之介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/09/17
- メディア: 文庫
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ドビュッシーの「子供の領分」の文体に合う演奏者は誰か,色彩の透明感を重んじるのだったら,やっぱりミケランジェリしかないと思って,CDとともに紹介することにした。
- アーティスト: ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ),ドビュッシー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: CD
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紹介のために2Dコードもつけておけばいいだろうと思って,本・CDのWebリンクもデザインして作成した。
さてさて,この組み合わせは非常にベタだと思うのですが,果たして理解していただけるのでしょうか。まだ反応がないので気になるところです。