ダイナミックフルーツ

ダイナミックフルーツという,果物の訪問販売の会社がある。オフィス街などにも売りに来るようだ。
この前,昼休みにコンビニに買い出しに出ている時,路上で声を掛けられた。果物入りの段ボールをもったオレンジ色のポロシャツの20過ぎ位のお兄さんが,茂木ビワを売りつけてきた。
ワンパック640円とはふっかけてきたな―と思ったけれど,東京にいたときから噂に聞いていたところなので,どんな売りつけ方をしてくるのか観察することにした。
直球ですね。普通に押してくる感じ。
「オフィスのみなさまにいかがですか。」(おいおい,そこまで余裕ないよ。もうちょっと年輩の人ならわかるけれど,売り込む人を間違っているんでないのか。)
「2パックだと600円にします。」(一人で食べるとさっき言ったろ。)
「一箱買ってくださいよ。」(一箱って,4パックだろ。そんなに誰が食べるんだ。)
果物は,見たところ玉太りもよくなく,パック300円位の印象。
いいかげんこっちも暑いので,「何か面白いことを言ってくれ」と言って,適当にやってもらって,ワンパックで手を打つことにした。まあ策略にのせられてしまったわけだ。
ただ,あれでビジネスとして成り立つのかよくわからない。上の方の元締めはもうかるのかもしれないが,下の方にゆけばゆくほど,もうからないのではないか,と思う。特に大阪では物価が安いので,どう考えても割高だし。