横浜・東京出張

先週は仕事で、横浜出張、そして東京出張があった。
横浜出張はそれはそれで面白く、久々に関東に出て関西との文化の違いを実感したのでありました。電車に乗っていても、中吊りを見てそれを感じるし、その人に似合うか似合わないかとか上手い下手は別として、ファッションの色使いや化粧の文化も違う。電車内の人々の行動も違って面白い。
こういう視点は東京にいた時には持ち得なかった。
双方に対してずばずば言ってしまって毒舌だの何だのといわれてしまいそうなのだが、どちらも一長一短だと思う。
要は本人に似合うか、本人の人格に相応しいかどうかが大切なのであって。それを確立でき、基準を持ち得ている人は本当に少数だというのが、電車の中で人を見ているとよくわかる。

東京出張は、用事がお昼からだったので、午前中はバイオリンのレッスンに行ってきた。おかげで朝5時起きという…第三者的に見ればバカバカしいことをやって、新幹線で東京に向かったのだ。バイオリンを後ろに背負って、平日スーツで行くというのもなかなか面白い。
半年ぶりのレッスンだが、バイオリン技術は特に問題はないらしい。右手の問題はない。左手も運動性能はそこまで落ちているわけではない。微妙に音感がminorになっていて、2回ほど明るい音程でと指示を受けた。意識の持って行き方・バランスに関しての指示も、ボーイングの音質などから「これまでの神経質さが無くなって、その大らかさとのバランスが改善している」らしい。そこまで練習できていたわけではないのに不思議なことだ。バイオリン自体の鳴りも特に問題ないらしく、チューニングの際によく鳴ると言ってもらった。評価に値しないと思った時には本当に何も言わない先生なので、こうまでいろいろと褒められたのは本当に例がない。
技術的にはともかく、「その姿勢のままで」と言われた。
まあ、あとは自分で工夫するしかないか。

月曜から通勤電車で読んでいるラリー・キング

How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication

How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication

がなかなかシンプルに書いてあって面白い。人前でしゃべるのは苦手な意識があるので、意識のコントロールの仕方まで書いてあって参考になる。
あと最近、岡潔の文章を読み直している。
春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

やっぱし論点、論の展開が鋭い。正直独特な感覚、意見であることは否めないのだけれど、それはそれでありか、と思う。そういう独自の意見を持っている人が少なくなってしまって、その独自性を社会に認められる範囲までadjustできるというのが本当はいいのだと思っているのだが…。