最近

マックス・ロスタル校訂のローデのカプリスの譜面が、梅田のササヤ書店にあったので買ってきた。なかなかフィンガリング(それと右手の指示)が面白い。シャコンヌをやった時、先生に尋ねたのは、誰の版を参考にするべきかという質問だった。その答えは、まずはヘンリク・シェリング版をして、それからカール・フレッシュ版(マックス・ロスタルはフレッシュ版が底本だが一番新しいので、過去の版との比較をふまえた解説と、右手等の指摘が細かい)をして、その系統でないガラミアン版(原典も付いてくる)をしたらと言われた。
そこでとにかくシェリング版とロスタル版を見比べながら練習を今も行っている。
ローデのカプリスはInternational版はガラミアンのものなので、それに取り組んできたのだが、別の版がないかと思って探していたところだったのだ。大阪に来て、楽器屋と楽譜店めぐりを7月頭にしていたところ、偶然でくわしたのが、この譜面だった。
最近通勤電車が暇なので、英語と音楽譜面を毎日交互に読んでいる。
英語は、チャップリンの自伝を読み返している。4月から少し英語の頭慣らしをしてから、少しずつ読んでいる。読むスピードが落ちてしまった。
本当は大学はいりたての6年前に読んでいるはずなのだが、そのときとは印象が違っている。
読売の英字新聞が英語科に入っているので、朝出勤してから暇つぶしで眺めているのだが、イダ・ヘンデルの記事をこの前見つけた。82歳でまだ現役らしい。あの人も体は大柄ではなかったが、比較的体に負担が少ないフォームをしている。特に運動の起点の筋肉の振り出しがいい。