Fノート

金曜日の夜12時くらいに実験室から家に戻ってみると、郵便受けに「Fノート」が届いていた。
小学館藤子・F・不二雄大全集第一期を購読している読者特典として、届けられる特典である。
藤子不二雄の漫画制作を語る上ではこれ以上ない資料となるもので、興味深く見させていただいた。
このノート掲載されている資料は、2011年川崎市にオープンする予定の藤子・F・不二雄ミュージアムに一部展示される予定らしい。

この動画の中で手塚治虫先生が述べていらしたベン・ハーの原稿と設定資料がFノートに載っているのですが、本当に細部まで描かれているので本当にびっくりしました。キャラの服装をはじめとして、建築物の考証までをここまで当時(1950年代はじめ)行っていたとは本当に素晴らしいことだと思いますし、素直に天才だと思います。高校三年生でこれをやっているのだから、さすがとしか言いようがないです。
オバケのQ太郎パーマンなどのコマ割、エスパー魔美などのコマ割に続いて、ドラえもんの下書きからペン入れまでされたものなど、大判で見やすいため、最後までゆっくり見させてもらいました。
一番最後に、藤子・F・不二雄先生の藤子プロ作画スタッフ皆さんへのメモ書きが載っているのがよかったです。「『藤子プロ作品は、藤子本人が書かなくなってからグッと質が上がった』と言われたら嬉しいのですが」で〆られているメモ書きです。本当は人柄がにじみ出ている文章なので、メモの内容を全部載せたかったのですが、著作権の関係上無理そうなので、自重します。
Fノート、ファンとしてはすごく嬉しいプレゼントでした。
こちらのブログに詳しく紹介されています→http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20091108