桜と月

4日と5日は試験尽くしでした。特に5日は二社掛け持ちで筆記試験でした。それまでの二週間、直前の一週間程は特に勉強していて、コーヒー屋さんと総合図書館に朝から晩までお世話になっていたのですが、そんな生活ともしばらくおさらばです。今週は面接あと3社。
5日に試験受けたY社から筆記通過の連絡が今日入りました。本当はもう一社の方が希望度は高いのですが、連絡自体もう少し先になるようなので、まだ様子見です。
来週頭から、実験再開という事になります。うーむ。こちらも進めねばなるまい。
うちの研究室でもう内定決まった人がいるのですが、その表情を見ていると本当に清清しい顔をしていて、本当に羨ましくなってしまいます。もう研究だけやってしまえばOKという状況に早くなりたいです。僕は目指す業態が違うので時期的にズレが生じるのも仕方ないのですけれど、やはり焦りを感じてしまいます。
今週過ぎれば、先の展望もある程度固まってくる予定。
6日はさすがにどっと疲れが出てしまって、家の片付けなどして過ごしていたのですが、夜になってから家の近くの公園の桜を見に出かけました。考えがまとまらなかったり、不安だったりする気持ちを紛らわすために、最近はそんな気持ちになってしまったら散歩に出ることにしているのですが、さすがに夜12時前に散歩に出たくなるというのは、ちょっと自分にも理解しかねる気がしたのです。でも、頭のもやもやを整理つけるために、とにかく出かけることにしました。
坂を上ってしばらく行ったところにある近所の公園には、桜の大木が1本あり、今ちょうど満開です。あまりにきれいで、ずっと立ったまま眺めていました。街路灯があまりうるさく照らさない場所から見ると、桜色が夜空に浮き立つ感覚で見えて、飽きません。空には月が出ています、月はもう少しで満月になるくらいで、桜の向こうに皓々と輝いています。
結局1時間くらい居たのでしょうか、やっと何となく気持ちの整理がついた気がして、帰って寝ることにしました。