事後報告

昨年度付いていた准教授の先生が北大に教授として赴任される事を、2ヶ月程前に聞きました。しばらくは公然にすることは出来なかったのですが、僕がこっそりスタッフから漏れ聞いてから2週間後にオープンになりました。こういうことがあると、運命とは本当にわからないものだと思います。
もしもあのまま先生の下にいたら、今頃はきっと、北海道へ引っ越す準備に四苦八苦していただろうし、さらに就職活動も北海道から東京への往復or北海道で行わなければならなかっただろうし、様々な側面で一生を左右する一大事になっていたところでした。確率的に少ないながらも、もしも東京に残るという選択肢を選べたとしても、テーマ的に独立していたため、全くの一人で(博士で同じようなテーマの方はいらっしゃらなかったので)過ごさなければならなかったと思うので、1年間梯子を外された形になって、研究の指導を仰ぐ方がいらっしゃらなくて、正直かなり困ってしまっていただろうと予想されます。
今にして思えば、「何か東京でやることがある」と(神様がいれば神様にでも)言われているのかもしれません。僕は決して運命論者ではありませんが、このニュースを聞いた時にはタイミングもタイミングでしたから、流石にびっくりしたと同時に、運命の流れ?といったものが、この世の中にはあるのかもしれないと相当考えさせられてしまいました。
数日前、エレベーターで本当に偶然出くわして、これまでお世話になったお礼と、お祝いを言ったのですが、珍しく気持ちよく「これからもがんばれ」と言ってもらったのが、何となく複雑な気持ちながらも、嬉しかったです。