のらフェレット

仕事で遅くなり、時計の針が午前に変わろうとするころのことである。駅から出て住宅街を歩いていると、足元を小さな黒い動物と白い動物が横切った。
よく見ると白く細長い動物である。
テンかオコジョか、と頭の中では条件反射が始まったが、あんな臆病な動物が道の端でこちらを振り返ったりはしないはずだ。
フェレットである。どうやらねずみを追っていたらしい。
軽くこちらを振り返って、脇の民家の間に消えていった。ほんの30秒ほどのことである。
フェレットはイタチの仲間だから、ねずみを追っていても確かに不思議はない*1。しかも、誰かに飼われていたのが逃げ出しているのだから、のらフェレットとでも言うのだろうか。
しかし、いざ「のらフェレット」と活字にしてみると、何となくおかしい。
これまで見たことがある「のらペット」は、のらイヌ、のらネコ、のら白蛇(ペットじゃないかも)、のらカメ、のらハムスター、のらウサギ、のら金魚、のら緋鯉、のら鶏、のら鳩、のらインコ、のらタヌキなどがおり、それはそれで面白い訳だが、今回新たに「のらフェレット」が加わった。やはりこの中でもとりわけ異彩を放っている気がする。

*1:深夜に、路上で猫がねずみを狩る姿は何度も目にしている。

ペットコーナーにゆく

最近、休みにホームセンターのペットショップに行っている。
犬猫コーナーは素通りして、最近は魚コーナーへと行く。
昔から熱帯魚コーナーでグッピーやアロワナやサカサナマズなどを見ていたが、大阪に来てから魚コーナーのバリエーションが面白く、2週間に一度は見ている。
日本の川魚(昔手づかみしたものなど)、海水〜汽水域の魚(ハコフグなど)、ちょっとレアな魚などあり、本当に飽きない。
日本の川魚は、シマドジョウ、スジドジョウ、バラタナゴ、ギギ、ナマズ、クチボソ、オイカワなどで、大体が昔捕まえていたものである。オイカワなどは一匹300円で売られている。ちょっとこの感覚は信じられない。ドジョウにしても、川の砂地の場所に普通に目にしていたものが、野田首相に変わった時は3水槽程度まで大量入荷していた。
少し脱線するが、メダカの種類も色々である。普通のメダカとヒメダカくらいしか昔は並んでいなかったのに、ダルマメダカ、青メダカ、楊貴妃メダカなど5種類程度が常に並んでいる。品種改良恐るべし。
レアなところでは、スッポンやハコガメ、チョウザメアフリカツメガエルテッポウウオビワコオオナマズといった結構珍しいものが並んでいることがある。ここ1ヶ月は一番大きな水槽に30cm程もあるチョウザメが自分に値札がついていることを知ってか知らずか、やけに悠悠と泳いでいる。
さてさて、次にはどんな新顔に出会えるだろう。

年をとる

アナゴさんを追い越して、マスオさんと同い年になってしまった。
来年は銭形警部と同い年になる予定。
どういう設定にしているんだろう。感覚とズレがありすぎる。
(ちなみに、マスオさんとブラックジャック則巻千兵衛は同い年である。)
誕生日も祝う状況ではなくなってきたなぁ。やろうとしていることもできずに、1年経つのが早すぎる。