夜桜


友人の結婚式の前日,親友と飲んで別れた帰り,終電前に昔よく行った公園にふらっと歩いて行った。
この公園は前に住んでいたマンションの近くにあり,公園の中央に桜の大きな木が1本ある。
桜と月 - 蒐羅の門
もう3年前の事なのかと思いながら,懐かしくなって空を見る。
偶然にもそのときと同じように,丸い月が浮かんでいる。
住宅街の公園の真ん中で,街路樹にうるさく照らされない桜。そんなに派手な桜ではないけれど,月のみに透けて,色もほとんど感じられないくらいの,この桜が大好きだった。

調整

調整後のバイオリンの音の出方がどうしても気に入らないし,D線の鳴りと反応が特に鈍くておかしいので,魂柱立てを買ってきた。先生の見よう見まねではあるけれど,軽く魂柱に当てて,箱の音の変化をノッキングで確かめてゆく。駒もできるだけバランスを調整していたけれど,やっと正常に箱全体が鳴るようになった。単純な構造だけに,本当に微妙すぎる。決して魂柱を「動かして」いるわけではないのだが,ちょっと力のかかり方を変化させるだけで結果はかなりの差になる。耳障りな音が消えたし,反応も,箱の鳴り方もよくなった。
最終的には,自分の好みの音に仕上げるのは自分自身しかないか。

まだまだダメ

人と話をすると,
「ああ,まだまだ自分はこんなんじゃダメだな。」
と思う。
「俺はまだ,考えている10割のうちの2割くらいしか実行できていないんじゃないか。いや,それすらも自分の視点からでは気付けていないかもしれない。」
『妥協したらそこで止まってしまいそう』という一時期のような追い込まれた気持ではないのだけれど,『止まってしまった姿勢を人に見せてしまうのが何だか気恥ずかしい』というのが正直なところなのかもしれない。

Japanese Girl

矢野顕子のJapanese Girlを最近聴いている。これが21才の時のデビューアルバムなのか…。

JAPANESE GIRL

JAPANESE GIRL

好き嫌いは聴く人によって分かれると思うけれど,これはある意味での到達点で,すごい。
30年前に比較して,音楽は退化してるのではなかろうか。