ローラはダメダメ

半年ほど前から,北新地のバーボンの専門バーで,色々勉強させていただいている。3年前に足を踏み入れ,以前に大学時代の友人も連れて行ったお店だ。
ドラマのおかげもあって巷ではウィスキーがブームらしいのだけれど,ウィスキーもバーボンも,肝心なのは銘柄の薀蓄ではなく鋭敏な感覚。やっぱり鼻に抜ける香りの複雑さと口からのどへの後味の残り方だろうと思う。
味の鋭敏な感覚をどうチューンして合わせたらいいのか,何をどうしたら味覚として美味しく感じるのか。
ストレートでは荒々しくてとても飲めないものが,ラフロイグ*1にすると途端に生きてきたり,ストレートでは素晴らしくても,他の飲み方ではつまらなくなったり。人間とよく似てとっても複雑かもしれない。
アメリカで飲むコーラと日本で飲むコーラとでは感じる味が違うように,湿度と温度も関係があるようで,マスターのその組み合わせの鋭敏な感覚,裏打ちする知識のすばらしさが,このお店は群を抜いていると思う。
少しずつ,色々やらなきゃいけなくなりそうです。

*1:1:1の水割りのこと。