未来予測

仕事で話をしに行った人と,意気投合して何故か未来予測の話になった。
歴史は,未来予測の参考や,ある背景をもった集団の思考の傾向を学ぶ上で役立つ訳なのだから,マクロな視点で見たときには細部のこまごましたことは重要ではない*1
その背景を把握したうえで初めて,個人にフォーカスしてミクロ的に捉えなおすと,さまざまな点が『質感』を伴って具体的に見えてくる。例えば,「地震で2万人が死にました。」というのではなく,「1人1人が生きていて,地震で亡くなった。それが2万件あった。」という捉え方である。
未来予測に関しては,詳細はここには書けない。
「おそらくこういう方向に向かう。けれど,それを具体的に対策や手段を考えて,イメージだけではなく,現実に落とし込める実力がある人がどれだけいるのだろう。」
「それにはこういう能力が必要かもしれないね。」
という話になって,珍しく60才位の人と意気投合してしまった。久々に2時間ぐらい,意味のあるおしゃべりができて面白かった。

*1:論証の積み重ねや裏取りという意味では,こまごましたことは重要である。念のため。