続・新聞の集金のおばあさん

しばらく忙しく,家になかなか早めに帰れていなかったのだが,頭痛がするので19時ごろに家に帰っていた。
横になっていると,新聞の集金のおばあさんがやってきた。
確かに月末,月初めに本来は支払うはずなので,こちらがしばらく留守にしていたのが悪いわけだから,何回も出向いてもらってすまなかった旨と暑さに気を付ける旨を伝えて,一杯の冷たい麦茶を出した。
向こうは遠慮をしてから一口飲んで,お礼の言葉をいただいた。
ただ,感心したのはその観察力である。
「あなた,がんばっているようだけれど,ちょっと疲れているようだ。食べるものは食べて体だけは大切にしなさいよ。心配してくれてありがたいけれど,暑いのは年寄も若い人も関係ないよ。」
「体を壊したら元も子もないからな。しんどいようなら,一品作って持ってこようか。」
まあ,さすがに扶養していただくのはどうかと思うので,丁重にお断りしたが,よく見ているものだなぁと思ったし,その気持ちが嬉しかった。
頭痛がおさまらないので,ミョウガとじゃこを刻んで,ごまといっしょにご飯にかけ,それにおだしをかけたものを食べて一息。明日は元気になるさ。