誕生日を迎えて

毎年,誕生日を迎える度に何か書くことにしているのだが,本当に1年経つのが早いなぁと実感する。
この1年間は,結婚式や飲み会などで,本当に思いがけないところで,人に再会する機会が多かった。何度も話をしたことがある人ならば相手もこちらのことを覚えているだろうから問題はないのだが,ただ1度だけ話をしたことがある人に,話しかけるのは迷ってしまう。1度だけ話をしたことがある人でも,自分自身には,昔このような話をしたという鮮明な記憶がある。ところが,実際に冷静な頭で考えてみると,それが6年前であったり,10年前であったりしてしまうのだ。
きっと,こちらが「あのときこういう話をしていたよね。」という声を掛けたとしても,相手はきっと話をしたこと自体も忘れてしまっているだろうなと思って,その話は敢えて出さない。あたかも,さも初めて会ったように「はじめまして」と挨拶することにして,妥協するようにしている。
この1年で改めて思ったことは,周囲の人に相当助けられているなぁということだ。自分でピンチに追い込まれてしまった時には,どういうわけか不思議と周囲の人が声を掛けてくれるのだ。
相当計算も抜きで,極めて感覚的に自分の好き放題に過ごしてきたと思うが,飽きもせず付き合ってもらい,いろいろと呼んでもらえるということはありがたいことだと思う。