家事をしながら考える日

久々の休みで,家の外に出る気があまり起こらない。
普段の反動か,とりあえず家の中でやることを見つける。
掃除,洗濯,アイロン,料理。
とにかくせっぱつまったこまごましたことから離れて,単純作業がしたい。
(実験室だったら,こういう時は試験管やらフラスコやらカラムやらをとにかく洗うようにしていたっけ。)
昼寝してから,午前中に干していた洗濯物を入れて,最近忙しくてクリーニングに出していたワイシャツも,アイロンをあててみる。思っていたより時間がかからないものだ。一着かかって10分程度か。干し方が下手くそだとダメだけど,ある程度しわがない状態にして干していると,さっと当てるだけで何とかなるもんだ。ハンカチも同様。
ここでコーヒーを入れる。和三盆はうまい。
料理もシンプルな和食しか食べたくない心境なので,京都のおぼろ豆腐で2品→藻塩と白髪ねぎとごま油であえたもの,温奴しょうが醤油(だしが決めて)かけ作る。
ナスで1品→焼きナスの肉味噌あんかけ,キュウリで2品→もずくと合わせて酢の物。あとはサラダにして,トマトとアスパラと青ジソを刻んだものとともに金ゴマわさびドレッシングをかける。
お吸い物は,面倒なので九右衛門の懐中お吸い物に上記の豆腐とかまぼこを入れる。
特売でタイの刺身を安く売っていたので,それは醤油と日本酒でヅケにして(豆腐の入れものが便利),ラップして冷蔵庫に保存。
夕ご飯を食べてからは,どうもやる気がしないので,近所にふらっと散歩に出る。
ぼんやりした頭で,何も考えずに単純なリズムで歩くと,いいアイディアが浮かぶのだ。目に入ったものから,無意識のうちに次々と連想が浮かぶ。アイロンがけやら,料理やら,皿洗いやらしているときもこういう状態になっている。
たまにはこんな過ごし方もいいんだろう。