久々にピアノの演奏会に行く

18日に紀尾井へ演奏会を聴きに行くことにした。
ほぼ5年ぶりくらいに,おじさんの演奏会を聴きに行く。実演に初めて接したのは中学2年の時,岡山の県立美術館ホールで,ラヴェルその他の小品が主なものだった。花束渡しに行った時,握手してくれた手をよく覚えている。
前回は,2005年の紀尾井シリーズを年末に聴きに行って,ドビュッシーのPreludesとムソルグスキー展覧会の絵を聴いた記憶がある。
やはり音色の幅がすごかったし,それ以上の表現力があった。流石だった。
その後,いろいろと忙しく,聴きにゆくことはできなかった。あれから6年か,早いなあと思いながら,その前日ちょうど東京に行く便ができたので,聴きにゆくことにした。

ペトラルカのソネット第104番 巡礼の年:第2年「イタリア」より S.161−5
オーベルマンの谷 巡礼の年:第1年「スイス」より S.160−6
泉のほとりで 巡礼の年:第1年「スイス」より S.160−4
婚礼 巡礼の年:第2年「イタリア」より S.161−1
メフィストワルツ第1番 S.514
“イゾルデの愛と死”ワグナー/リスト編 ワグナー楽劇:「トリスタンとイゾルデ」より S.447
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

リストだと,こんなに重たいプログラムになってしまうのですね。
さてさて,どういうアプローチを見せてもらえるか,聴いておく必要がありそう。リストは実をいうと今までアンコールピース以外では聴けていないから,こういうプログラムでプロの本気を聴いておかないと,と思う。