3Dテレビ
兄が買っていたので、アパートまで見に行きました。
メガネで見るタイプですが、確かに面白い表現が出来そうです。電器屋さんでこの前見た東芝のメガネが要らないタイプは、まだ実験段階という感じですね。
普通の中継の野球やサッカーを見るには、非常に面白いし、あまり違和感がないです。野球やサッカー以外の普通の放送を3D化すると、どうしても不自然な部分が残ってしまいます。まだどういうプログラムで普通の映像を3D化させているのかいまいち分かりませんが、改善の余地がありそうです。テニスとかゴルフだと球が小さすぎて3D化させると見えませんし、奥行き表現がいまいち生きていません。
3Dカメラの映像をブルーレイで見ると、さすがに上手いこと奥行きが出ます。特に海底の映像などは水中に漂っているホコリまでもが手前に見え、なかなか面白いです。実写はいいのでしょうけれど、アニメーションはなかなか難しいでしょうね。今のキャラの作り方では、どうしても3Dのキャラを動かすようなデザインには出来ないので、トイ・ストーリーみたいなキャラは違和感がなくよいのだけれど、ドラえもんのような2Dの絵の感覚のものは向いていないと思います。
日本のアニメでは唯一?ドラゴンボールなど鳥山明さんのキャラは、鳥山明さんが模型を作るのが趣味であるため、3D化しても破綻がないように基本的デザインをされています。しかし、それでも孫悟空の髪のように、ミッキーマウスの耳と同様にどの角度から見ても重なり合わないデザインは、再現できないでしょう。
そういった意味で、表現の幅が広がった舞台で、どういった表現をするソフトができるか、凄く興味を持てます。
今、3D表現に一日の長があるのはやはりディズニーです。
画面の手前と奥行き方向を生かしたカメラワークであるとか、そうした実験的な試みをまず一番行っていると思います。2Dだとどうしても画面展開が、パンのみになってしまっている気がします。