鮟鱇鍋と風呂ふき大根(食いしん坊万歳)

働くようになってから暇が増えたので、ここ最近少し料理ができるようになって、大分自炊も板についてきました。
昔から「食いしん坊」であるので、料理屋でおいしいものを食べるとその発想から、安い身近な食材でいろいろ応用を考えてしまいます。今回は、必ずしも安い食材ではないのですが…。
昨日、アンコウ鍋に挑戦しました。

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる             加藤楸邨

冬の風物詩ですね。
8時前にスーパーに行くと、鍋用野菜(2・3人前)が半額、鍋用の松江産アンコウ(2・3人前)も半額になっていたので、たまには贅沢もいいだろうと思って買ってきました。それでもそれぞれ半額になっていたのでアンコウと野菜で800円ちょっと位でしょうか。定価でだったとしても、東京と比較すると考えられない安さです。
マロニーとかキノコを買っても1000円ちょっと。これで料理屋行くと4k位普通に取るのだから…。
まずは生臭みを取るため、軽くアンコウ全パーツを熱湯にくぐらせます(湯通し)。
そして、アンキモをスプーンでつぶし、鍋で空煎りして臭みを飛ばしてから、日本酒と水、ダシで溶きます。*1
沸騰したらまずアンコウの骨、アラを入れて、30分ほど充分にダシをとります。
アンコウの骨、ヒレなどを取り(アラはそのまま)、今度はネギ、アンコウの身と皮、豆腐、マロニー、野菜の順に入れてゆきます。
いい具合に煮立ってきたら、仕上げに、先日友人にいただいていたスダチを絞り、臭みを完全に消してみました。*2
やっぱしおいしい。
野菜が2・3人前あったので、たっぷり食べれました。
最後は雑炊で〆ました。

今日は、鍋用野菜の余りの白菜たちをあんかけ風に、あと昆布茶で風呂ふき大根を作って食べました。
昆布茶は一人暮らしにとってはかなり使える食材です。(なんたって昆布ダシを取る手間が省けて、すぐに使えて、スープにも応用できる。)
風呂ふき大根は、大根を桂むきにして、面取り、隠し包丁を施した後、(米を入れて下ゆでする手間を省いて)昆布茶を溶かした水で弱火で50分程煮て、最後に味噌と少量の砂糖、お酒を混ぜた味噌ソース??を上に乗っけます。これで完成。(柑橘系にしたり、風味を変えてみても面白いと思います。)
半額60円の大根、さすがと言いたくなる。
ここ2日のヒット作です。

*1:今回は茨城風に味噌味にはしませんでした

*2:味噌とゴボウで臭みを消すアイディアもあるのですが、今回は普通に関西風に仕上げました。