今週はハードだった

卒論要旨提出を来週に控え、実験はこなしていたが、核心の結果は得られていなかった。
全て考えられる実験の改善点はやってしまったし、あとは試薬の純度が低いとか古くなってしまった試薬がまずいとかそういう問題しか考えられない。金曜までに結果が出なければ、上手くいかなかったという結論でまとめよう、と今週の初めに決めた。
結局平日は早くても毎日12時を回ってから帰っていた。結局寝られるのは4時が続いていた。
そして木曜日、これで結果が出なければもうダメというサンプルが出来た。昼から夜12時前まで電顕を見たけれど、これを扱っている人には納得してもらえても、どんな人にも納得してもらえるような十分な結果は取れなかった。試料自体は上手くいっているはず、というある程度の確信があったので、一か八か別の分析の方法を試す事にした。1時ごろから取り始めて、3時ごろ、これはいけるという像が取れた。結局5時過ぎまで取り続けて、最低限大丈夫な結果が得られたと判断して、帰宅した。
朝の冷たい空気が清々しかった。コンビニに寄ってから、自転車で坂を下っていくと、新聞屋の配達とか朝早い人たちの始動を感じられて何故かしら心強いような落ち着いた気分になれた。
その後、1日で要旨を書き上げ、土曜日に手直しを加えて教授に提出した。