新宿まで

新居から新宿までは実際20分ほどで出ることができる。
今日は新宿まで映画を見に行って来た。
三谷幸喜監督の「有頂天ホテル」。
一言、面白かった。
本領を発揮出来ているって感じで、やはりNHK大河よりは、こういった場の方が本当の良さが出ているんじゃないかと思う。100分の1でもNHKの地方振興番組に分けてやりたいキレというか、辛辣さがそこにはあった。
結局喜劇には、

  • 立場の逆転
  • 動き自体の不自然さ、面白さ
  • 事態の認識のズレ
  • 矛盾した行動*1
  • 象徴となるものの「運命」*2
  • 常識、非常識の転換

等、様々な要素があるだろう。(ここは文系の方々に譲った方が的確のような気がするが。)
これらの要素が一つの流れとなって、次々とおこることによって、一つの話の中でのリズムが生じる。すると観客はそのリズムに乗って次にやってくる音符を予想するようになる。このリズムを、急激なリタルダンド、あるいはシンコペーションなどを使って、その音符の予想を外してやると、そこに笑い(オチ)が生まれる。
そのリズムが最後まで続いていた感じだった。
やっぱり、ほかの制限*3が少しでもかかってくると、そのリズム自体が変調をきたしてしまって、面白くないのかもしれない。
人が本当に多かった・・・。

*1:概して、意志に反する、そして周囲の状況に流されてしまうことが多い。

*2:設定が命になる訳ですが。これで根幹となるものを伝えることが多い。

*3:わかるでしょ。