カルテット

昨日今日と連続してカルテットの練習があった。曲はベートーベンのカルテットNo.3の2・3楽章。最初に話を聞いたときは「さすがに無謀」と思ってしまったが、実際聞いてみるうちに何とかなる?という気持ちになったので引き受けることにした。そのときは2ndでひよろうとばかり考えていた。しかし、ばよりんがもう一人足りないが、なかなか声をかけれない状態がしばらく続き、17を召集しようかとも考えたが、やはり気を使ってやりにくいだろうと思い直し、そんなこんなで日数だけが過ぎていった。そのころから、1stをやる覚悟を決め始めた。秋合宿中に決定しないともう後延ばしできない状態になって、ついに決定。
「1st,2ndどっちでもいいから、好きなほうの楽譜を取ってくれ。」ということで両方の楽譜を渡し、これからの運命を委ねたわけだが、手元に戻ってきたのは、案の定1stの楽譜だった。
ついに、引っ張っていかなければいけない立場に立たされてしまったわけだ。
びよら某氏曰く、「このカルテットは割とありえないメンツがそろっている。」と噂になっているとか。確かにそれは正しい。――でもすげえのはー、それだけじゃねえぜ…。
なんと昨日の音だし一回目にして、止まることなく何とか曲が通ってしまったのである。
スケジュール的にきつくて、楽譜、スコアに目を通して1日半、3時間実際弾いてさらって即合わせだった僕にとってこれは衝撃的な事実だった。「動きを全て頭に入れてないと」と思って、実技?よりもスコアに重点を置いて予習してきたため、かなり慌ててしまった。自分も含めてこの?メンツでここまで出来るのかと。実際、みんなが本気になっていく様子、過程をありありと窺い知ることが出来た。
今日は3楽章も、メトロノーム無しでも通った。
自分の技術を上げなければならないと痛切に感じた。
「あと3回合わせれたら(合わせる機会を持てたら)、きっと大丈夫じゃない。」と2ndに言われたが、どうなるか。