本紹介

最近堅いのを紹介してないので。スキックスによると駒場書籍部売り上げ第二位(五月度)…ほんとかよ。やっぱり○ーバードとかM○Tとか○ロンビアいう言葉には弱いのかねぇ。

ハーバード流交渉術

ハーバード流交渉術

  • 作者: ロジャーフィッシャー,ブルースパットン,ウィリアムユーリー,Roger Fisher,Bruce Patton,William Ury,金山宣夫,浅井和子
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本
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この本は中2の頃に親の本棚から引っ張り出してきて読んだ覚えがある。会話から相手のの信頼感を短時間でいかに勝ち取り、こちら側の論にたとえ論理的矛盾を含んでいてもカムフラージュするかが、実際に例を挙げて説明されている。会話で相手の選択を誘導していく、もしくはある範囲に絞らせていく術などである*1確かに中学生、高校生あたりでは、成功しそう*2だが、実際ではどうか?と疑問が残る。この本の前提には「交渉とは、お互いの利益を最大にさせるものである」という共通認識が存在することが必要不可欠である(いかにも資本主義的と言ったら語弊があるかもしれないが)。もしも相手側が主張のバランス感覚を欠いていた場合には通用しないだろうし、相手の価値観がこの前提と外れていた場合(相手が一方的な悪意をもっていた等)にも上手くはいかないだろう。
そういう意味では、特に日本では少しアレンジが必要なのかもしれない。

*1:多少は心理的なことも使っていた。

*2:僕の経験上、実際一部は成功した。あ、中学とか高校時代ね。