Linux

Linuxの勉強をしてみようということで、12月末から勝手に色々やっています。10年前にパソコンにRed Hat Linuxを入れてみようとしたときとは雲泥の差で、ディストリビューション*1の中からいろいろ選んでVMware上で走らせてから、使えそうなものをハードディスクにインストールしたり、USBインストールさせたりしています。いま話題のAndoroid携帯電話もLinuxの一種です。そこで現在、USBインストールでKnoppixUbuntu,Fedora,Cent OSなどを試しています。PCでの音楽再生にはLinuxの音質がWindowsよりも良く、本当にいい音です。
Debian系のUbuntuは、一番Windowsの代わりになるものではないでしょうか。日本語入力がATOKなどで充実すれば、Firefox,Thunderbird,Openofficeが使え、ドライバが充実していて、USBメディア、無線Lanの認識も苦労せず行える利点もあって、ほとんどWindowsと遜色ありません。ただし、これはLinuxにしては重いOSなので(感覚としてはWin XPよりも若干軽いか?位)、Kubuntu,Xubuntuなどの方が軽くて使いよいみたいです。wikiによれば、フランスなどの政府機関、日本では北海道夕張市大阪府箕面市が導入を進めているようです。
特にコマンド打ちには抵抗がないので、少しずつ勉強しています。
正月に実家に帰って、古くてPentium3 500MHz、メモリ196MBのwin98のノートパソコンをPuppy Linuxという非常に軽量な、サクサク動くLinuxをインストールし、使える状態までもってゆきました。親は全くと言ってよい程パソコンができませんが、ネットを見る、基本的な表計算を扱うのであれば、これで十分対応できます。
Firefoxも入れることができますが、Seamonkeyというブラウザが、Firefoxと同じMozilla系列のブラウザなのでそのままにしています。Seamonkeyをコマンド打ちなど経由して最新版にアップデートすると、ほとんどFirefoxと差がありません。さすがにパソコンのCPUが遅いので、Youtubeはカクカクになってしまいますが、その他はほとんど問題なく、ネットショッピング、株価チャートなど見るには問題ありません。セッティングなどもWindowsに合わせ、スキャナドライバ、プリンタドライバなどをインストールし、1日程で使えるようになりました。
これで、親に少しずつパソコンの操作に慣れていってもらえたらと思います。デスクトップをものすごく単純化して、最低限の操作マニュアルも作りました。あと、このPuppy Linuxは、全てのOSをメモリに読み込んでから動くので、途中基本的にはハードディスクへのアクセスをしません。なので、最悪動かし方がわからなければスイッチ強制オフで実は何とかなります。パソコンがわからない人向けには楽だと思います。
しばらくこの取り組みをやってみます。もしかしたらLinux用のATOKを買うかもしれません。あと4年してXPのサポートが切れたら、間違いなく今のパソコンはUbuntu系列のLinuxにします。
ヨーロッパではもうかなり使われているようですからね。

*1:頒布形態のこと。Linuxの中でもいろいろ種類・流派みたいなものがあるのです。