台風

台風が来ると言うことで、家にこもっていたが、なかなかスピードが遅いようだ。
一昔前までは台風は恐ろしい災害を引き起こすと言うイメージが強かったが、何故か最近は恐ろしいと言うイメージが希薄になっている。
実際瀬戸内にあり台風の被害が少ない地域である我が家*1でも、食糧を買いに行ったり、懐中電灯とラジオを持ち出したり、雨戸を閉めたり、台風が来るまでに風呂に入り、湯を張ってたりといった位のことはしていたものだ。しかし今は、普通に台風の接近する時刻にシャワーを浴び、のんきにテレビなぞ眺めている。いつもとそんなに変わらない日常である。
今回の台風は、アジア名と呼ばれる名前がついており、「Mawer」(マーワー)と言うそうだ。これは、マレーシア語で「バラ」を意味するらしい。確かに、言われて見れば形状が全く似ていないわけでもない。
アジア名は聞きなれていなかったので、WEBで調べてみると

 台風には名前が付けられます。日本では「台風第○号」のようにその年の1月1日から発生順に番号を付けて呼びます。海外では番号よりも名前リストに基づく命名が一般的。有名なのは北大西洋に発生するハリケーン命名されるリストです。アメリカ空・海軍の気象学者たちが彼らの妻やガールフレンドの名前をハリケーンの愛称としたのです。そのためリストには女性名だけが掲載されていました。しかし1979年以降は男女同権を尊重して男女の名前を交互に用いるようになりました。
 
 さらに2000年以降は台風にアジア名が付けられるようになりました。番号だけでは覚えにくい、西欧風の名前ではなじみにくいといった理由からでした。アジア名のリストは世界気象機関(WMO)台風委員会(日本ほか14カ国が加盟)が作成しました。加盟各国の言葉で、動物や植物、山名、河川名、気象現象など主に自然にちなんだ名前が準備されています。2000(平成12)年、アジア名が最初に付けられた台風第1号は「ダムレイ(Damrey)」。カンボジアでは「象」を意味する言葉です。

だそうだ。
だから、米国委任統治下だったころの台風には「ジェーン台風」、「カスリン台風」*2とかがあったわけだ。
台風に関しては昔読んだ絵本で加古里子著「たいふう」が記憶に残っているが、どうやら絶版になったらしい。惜しいことである。

*1:立て直される前は、あちこちが古びていて一部雨漏りもあった。まあそれはそれでスリルもあり、対処法もかなり熟練していたわけだが。

*2:カスリンとはキャサリンの表記。時代を感じさせる。