ホール全奏

荒川サンパールホールまで行ってきました。あの都電の雰囲気は何となくいい。
それどころではなく、行きの電車の中ではハフナーの楽譜とにらめっこして、弓順の変更を確認して、レッスンに通う時の車内でいつも行うイメージトレーニングをして、そうしていたら町屋に着いてしまった。
実際、弾く前に十分なウォーミングアップをする時間が取れないとき、このイメージトレーニングなるものは絶大な効果を発揮する(はず)。
サイド指定を受けていたモーツァルトのハフナーから始まったのだが、さすがに今日は緊張する。その原因は果たしてホールの雰囲気か、はたまたSちゃん*1の雰囲気か、パトリ陣の雰囲気か、はたまたおKさん*2をはじめとする聞き耳を立てている方々の雰囲気か。がちがちだったが、何とか自分なりにやったつもりだ。譜めくり*3を失敗しかけ、この練習も本当に必要だなと実感した。弓順変更になったところは間違えなかった。他にもいくつかミスをしたけれど、自分で「ここは」と取り組んでいたところはきちんとできていたと思う。
ドボルザークの謝肉祭はとにかく速かった。どうしようかと思ったが、1音1音大切に弾かないと音楽にはならない。もう一回ゆっくりからさらい直すことが必要だろう。モーツァルトも然り。
この二曲は弾く基準を下げようと思えばいくらでも下げることができるし、上げようと思えばいくらでも上げることができる。それを改めて今日突きつけられた気がする。テストなどの時間の制約はあるけれど、両方面、意地でも手を抜かないことにする。

*1:失礼いたしました

*2:こちらも失礼いたしました

*3:ヤマ場で行う。後でVaのS君に「Vnあのとき結構譜めくりの音がしていたよね。」と言われてしまった。